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井関農機(株)
Amoniの便利な新機能を活用して、中干し延長にチャレンジしていきます!

昨今話題になっているJクレジット「水稲中干し期間の延長」。中干しの期間を延長するだけで収入が得られるこの制度ですが、どんな記録が必要なのか?稲は大丈夫?等、実際のところが気になる方も多いと思います。
今回はAmoniの便利な新機能も活用して、実際にこの中干し延長にチャレンジする様子をレポートしていきます!
【詳しくはこちらをクリック!】J-クレジット 水稲中干し期間の延長について
当社の紹介するフェイガー社でJクレジットに取り組む場合、栽培期間中に必要なのは次の項目になります。
・日減水深の測定記録
・中干し開始・終了時の圃場写真
・栽培記録(播種日、田植え日、中干し期間、出穂日など)
まずは日減水深の測定をします。
「日減水深」とは言葉は少し難しいですが、1日で減る水位のことです。中干し延長ではこの値によって評価されるカーボンクレジット生成量(つまり収入)が変わるので重要な値になります。
測定方法としては、代かき後から田植え1週間後までの期間内、降雨のない24時間で、取水口、排水口を閉じた状態で水位の減少量(mm)を測ります。以下の写真例のようにものさし等で水位の減少量を測り、実測値と写真を提出します。



水位センサでの測定値でも申請が可能で、当社では「水田farmo」を使って測定を行いました。


上記のfarmo測定値から、水位減少量1.0cmと測定できました!
田植えも無事終わり、早1か月が経ちました。そろそろ中干しはいつしようかな?という頃です。
Jクレジットでは、過去2か年の平均中干し日数から7日の延長が必要となります。夢総研の水稲圃場では過去2か年の平均中干し日数が「12日間」だったので、Jクレジット申請するには+7日延長し、「19日間」中干しを行う必要があります。
19日間となると中々の長丁場で、稲は大丈夫かと心配なところ・・・でも大丈夫!長期の中干しでも、「ベストなタイミング」で行えば収量や品質へ影響せずに行うことができます。
【詳しくはこちらをクリック!】中干し期間を延長する際のポイントについて
そんな「ベストなタイミング」を見極めるのに役立つのが、Amoni水稲生育予測の新機能「中干し期間の計算機能」です。
当機能では、実施したい中干し日数を入力すると、生育予測にもとづき、収量に影響しにくい中干期間を計算してくれます。実際に使ってみると、夢総研圃場の中干期間は「6月14日~7月2日」と計算されました!

それではAmoniの計算どおり、6/14から中干しをスタートしてみます。
中干し期間計算機能は無料でご利用いただけますので、ぜひチェックしてみて下さいね
6/14になり、いざ中干し開始です。Jクレジットに申請するには中干し開始時に以下の写真を撮影し、提出する必要があります。
・水が抜け始めた田面と、稲が見える圃場全体写真
・排水口から水が出ている写真


写真もばっちり撮れ、ここから19日間の中干しスタートです!中干し期間中、ひび割れが強く入ってしまった等、Jクレジットよりも稲の生育を優先したい場合は、途中で中干しをやめてしまってもOK。(Jクレジットの認証は降りなくなりますが、違約金等は発生しません。)ぜひ皆さんも気楽に取り組んでみて下さい。
ここからは中干し期間中の圃場の様子をお届けしたいと思います。
水は大方落ちましたが所々に水たまりが残っているような様子です。

大雨があった影響で乾きの進みはゆっくりです。少し安心。この翌日に関東では梅雨入りが発表されました。例年より14日程遅れとのこと。

田面が乾いてきましたが、ひび割れも浅めなのでまだ続けられそうです。


中干し終了まであと2日! 時々の雨でヒビ割れもそこまでひどくならず、なんとか19日間干しきれそうです。
当社で紹介するフェイガー社のJクレジット申請では、クレジット価値向上のため、第3者の視点から取組実施のエビデンス(証拠)を取得するために、中干し延長中の圃場写真を撮影させて頂く場合がございます。
対象となった場合、中干し延長する7日間のどこかで写真撮影をさせて頂きます。


延長期間もあと2日、いよいよもうすぐ水入れです!
梅雨入りのおかげで雨も時々ふりながら19日間の中干しを実施することが出来ました。ようやく水入れです。水入れの際に、Jクレジットの申請に必要な写真も撮っておきます。中干し終了時に必要な写真は以下の2枚です。
・圃場の水を入れる前で地面が乾いていることが分かる圃場全体写真
・入水していることが分かる写真


この2枚を撮影し、無事中干し終了ですJクレジットの申請にはあと出穂日の記録が必要となります。それまでしばし、稲の生長を見守って行きます!
7月も後半となり、うだるような暑さの毎日です。田んぼの稲も心配になりますが、今のところ順調に育ってくれています。
Jクレジットの申請で残すところは「出穂日の記録」のみ。
Amoniの生育予測では7/28が出穂予測日となっています。

出穂は始まっていましたが、出穂期の目安:全茎の5割にはまだ及ばず。この調子だとAmoniの予測通りに出穂期を迎えそうです

Amoniの出穂期予測日です。田んぼでは出穂が進み、全茎の5割は出穂している様子でした!


7/28を出穂日とし、記録を提出します。これでJクレジットのすべての申請が完了しました。無事に認証が下りれば、来年2月に報酬が受け取れます。
Jクレジットの申請は終わりましたが、稲作はあともうひと月続きます。暑さに負けないよう、収穫まで水管理を行いながら様子を見守っていきます!
更新が遅れてしまいましたが、9月上旬に無事収穫を行いました。

今年はお盆から2度にわたる台風の影響で倒伏の大きい圃場もありましたが、中干し延長を行った圃場の成果はどうでしょうか?収穫の結果、収量は527kg/10a!(茨城県つくばみらい市 品種:コシヒカリ)地域の指標9俵/反をほぼ達成しており、中干し延長の影響なく収穫までもってくることができました。
これもAmoniの中干し期間計算機能を使ってベストなタイミングで中干しを行えたおかげですね収入が得られるとはいえ、収量に影響が出れば本末転倒・・・という心配もあるかと思いますが、タイミングをおさえることで、収量に影響することなく中干し延長に取り組むことができました!
中干し期間を延長するだけで収入がもらえるJ-クレジット制度。実際に取り組んでみても、煩雑なことは一切なく、中干し期間をのばして、栽培の記録をとっておくだけ。という感覚でした。心配な収量への影響も、中干しのタイミングを抑えることでリスクを最小限に抑えることができます。
非常にお手軽に取り組めて、環境への負荷を低減することができ、さらに収入が得られるというメリットだらけの取り組みです!ぜひ皆さんもAmoniの中干し期間計算機能でベストタイミングをおさえ、中干し延長にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
