ハウスファーモを実際に使ってみた!

工事不要でカンタンに始められるクラウド型モニタリングシステム「ハウスファーモ」を実際にハウスに置いて使ってみました。

※本記事は2020年6月30日に井関農機㈱のHP(夢総研だより)に掲載された内容を転載・再編集しています。

ハウスファーモを実際に使ってみた!

ハウスに行かなくてもスマホでハウス環境が分かってとても便利!

夢総研では、ハウスでトマトの栽培を行っています。ハウスでの栽培が始まると、気になるのが……ハウス内の環境です!

最近ではハウス内環境のモニタリング機器も増えてきてはいますが、設置には電気工事などが必要な場合も多く、手軽に導入できないな……とお考えの方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、工事不要でカンタンに始められる(株)farmoのクラウド型モニタリングシステム「ハウスファーモ」を実際にハウスに置いて使ってみました!!!

ハウスファーモとは?

ハウスファーモは、ハウス内環境を計測できるモニタリングシステムです!8つのデータを測定し、スマホアプリやパソコンでいつでも見ることができます。

farmo社のモニタリングシステム「ハウスファーモ」
ハウスファーモが計測できる8つの要素の紹介

でも、測定機器の設置って工事とか契約大変そう……

ご心配なく!

ハウスファーモは太陽光発電だから電源不要! ハウスに置くだけですぐ使い始めることができます!!

また、ハウス栽培の作物に合わせて、生長点や根元など、測定したいところに自由にセンサを設置できます。

夢総研トマトハウスにカンタン設置!

設置の手順は大きく3つ!

  1. 通信機の設置
    ハウスから2㎞以内の場所で通信機のアダプタをコンセントに差し込みます。
  2. 本体の設置
    ハウス内の計測したい場所に本体を置き、成長点温度センサー、土壌温度センサー、土壌水分センサー、をそれぞれ設置します。
  3. アプリをインストール
    スマホに「トマトfarmo」をインストールします。
ハウスファーモの設置手順の説明で通信機を室内に設置しているところ
ハウスファーモの設置手順の説明で本体をハウスに設置しているところ
ハウスファーモの設置手順の説明でアプリを使用して計測データを確認しているところ

設置したハウスファーモは、実際に夢総研トマトハウスでの栽培に役立っています!

事務所にいながらスマホでわかるので、温度を調べるためだけに頻繁にハウスに行く必要がなくなり、ハウスの管理が楽になりました!

また、データの振り返りができるので、栽培管理にも役立てています

どんなデータが見れるの?実際のデータを見てみよう!

早速、ハウスファーモで実際に計測したデータがどんな風に見えるのかをチェックしていきましょう。データを基にしたプッシュ通知についてもご紹介します

アプリでスマホから8つの項目をサクサク見れる!

「トマトfarmo」アプリを開くと測定項目をグラフで見ることができ、
ハウス内の環境を数字で知ることができます!

パソコンからもグラフの確認やデータのダウンロードができます!過去のデータを見返すことができるので、作物の栽培管理の振り返りに活用することができますね

プッシュ通知で異常をお知らせ!

ハウス内環境の異常があった際に知らせてくれるプッシュ通知を設定できます。

例えば、
・気温が30℃以上のとき
・土壌水分が15%以下のとき
・CO₂が400ppm以下のとき

ということは……

これからの暑くなる時期、急に気温が上がった時にはプッシュ通知によりハウス内環境の異常をすぐに知ることができる

また、イチゴなどでCO₂の施肥の際に、効率の良い炭酸ガス施用にも活用されています!

アプリ経由でプッシュ通知が届いたところのスクリーンショット

他に使える作物はないの?

今回はハウスファーモの中でもトマトfarmoを使ってみましたが、ハウスファーモはいろいろな作物に対応しており、いちご、メロン、トマト、きゅうりハウスでもご愛用頂いています

ハウスファーモが対応している作物一覧

詳しくは、最寄りの販売店までお気軽にお問い合わせください。

執筆者

井関農機(株)

井関農機(株)

農業機械の開発、製造、販売を行う農業機械総合専業メーカー。1926年創立以来、農業の機械化・近代化に貢献。魅力ある「農業=儲かる農業」の実現に向け「ハード(農業機械)」と「ソフト(営農技術)」の両面からお客さまの営農スタイルに合ったベストソリューションの提供に取り組んでいる。

執筆者

井関農機(株)

井関農機(株)

農業機械の開発、製造、販売を行う農業機械総合専業メーカー。1926年創立以来、農業の機械化・近代化に貢献。魅力ある「農業=儲かる農業」の実現に向け「ハード(農業機械)」と「ソフト(営農技術)」の両面からお客さまの営農スタイルに合ったベストソリューションの提供に取り組んでいる。