アグリJAPANフェスタ2026の様子!!
6/12(金)~6/14(日)の3日間でアグリJAPANフェスタを開催いたしました!!
今回の大目玉となる新型JAPANシリーズ3台をはじめ、作業機や秋製品・輸入作業機、また今話題のスマート農機関連や乾田直播関連など沢山のメーカー様に出展いただいた様子をご覧ください!!
- 展示会
- トラクタ
- コンバイン
ISEKIグループ
夏といえばヒマワリ畑を思い浮かべる方も多いかと思います。ヒマワリは見た目がきれいなだけでなく、花が咲いた後の種を収穫して食用のヒマワリオイルを作る事ができます。
2025年9月に、岡山県新見市で大豆用コンバインを使ってヒマワリを収穫した様子をご紹介します。

岡山県新見市の千屋地区では耕作放棄地を活用したヒマワリ栽培が行われています。きれいなヒマワリ畑は地域の観光名所となっており、千屋地区の夏を鮮やかに彩っています。

(新見市千屋のヒマワリ畑 公益社団法人 岡山観光連盟様ホームページ 「岡山観光WEB」より引用)
花が咲いた後のヒマワリは、種子を収穫して食用のヒマワリオイルに加工します。これまで、種子の収穫は手作業で花托(花と種子が集まったもの・以降、花と記載します)を切り落とし、黒大豆用のハーベスタで花から種子を脱穀していました。
今回、ISEKIの大豆用コンバインHC405でヒマワリの収穫が出来ないか、実演をしてみました。

これが収穫適期となった花托です。中央にある多数の黒い粒が種で、ヒマワリオイルに加工します。
使用したコンバインはISEKIの普通型コンバイン HC405です。
大豆の収穫をはじめ、アタッチメントを交換することで麦・ソバ・雑穀にも対応できる汎用性が高いコンバインです。

ヒマワリ収穫を行うにあたって、刈取部から地面に花が落下するのを防ぐため、大豆用ガイドピックを延長させたものを装着しました。
【注意】今回ご紹介するのは大豆用ガイドピックを現地で延長改造したものです。当該部分は故障発生時に保証対象外となる可能性があります。あくまでも参考としてください。

花が地面に落ちるを防ぐため刈取部に装着したガイドピック
標準部品の大豆用ガイドピックにバーを溶接して延長 15cm間隔で8本装着しました(通常の大豆収穫では4本装着)
ヒマワリの花が枯れて、作物の乾燥が進んできた2025年9月上旬に刈取実演を行いました。
今回収穫したのは「ハイブリッドサンフラワー」で草丈は150cm程度の短稈品種です。
動画のように刈取部を最上げの高刈にして作業を行いました。種子から食品用の油を採るため除草剤を使わず、雑草が生えている条件でしたが、事前に想定していたよりも順調に収穫できました。
上の動画は運転席からの様子です。高刈となるため刈取部バリカン周辺の見通しが良く、簡単に操作出来ました。
条件が良いところでは高速で刈取作業出来ました。ガイドピックの効果で花が地面に落ちる事も少なかったです。

グレンタンクの中を確認しました。ゴミや未熟種子は少なく、脱穀部での選別は良好です。

コンバイン収穫後のヒマワリの種 長さ1cm 厚み3~4㎜程度
今回はヒマワリを順調に収穫でき、結果は大成功でした。その中で気付いたポイントもいくつかありました。
コンバインでヒマワリを収穫する際は次のポイントを意識してください。
①収穫できるヒマワリの草丈は180cm程度まで
今回収穫したのは、油採取用の「ハイブリッドサンフラワー」で、草丈が180cm程度までの短稈品種です。草丈が2ⅿを超える長稈品種(主に迷路用として使用される品種)は刈取部に入る茎の量が非常に多くなり、コンバインでの収穫は困難になると考えます。
②小豆用のアタッチメント使用が良い
今回の実演では搬送部の底板に大豆用のアタッチメントを使用しましたが、底板の穴から未熟種子・ゴミ以外に、一部小粒の整粒種子も落下していました。ゴミは若干増えるかも知れませんが、種子のロス低減には大豆用よりも細穴の小豆用が良いと考えます。

今回使った大豆用アタッチメント。未熟種子やゴミ以外に一部小粒の整粒種子も落ちていたため、より細穴の小豆用アタッチメントを使うとロス低減につながります。
③花が完全に茶色くなってから収穫する
事前に手刈りしていたヒマワリをコンバインで脱穀作業をした際、ヒマワリの乾燥が不十分で、選別を行う脱穀部揺動棚のシーブや網目が塞がる事がありました。花が黄色~黄緑の状態では水分が多く、収穫に適さないと考えます。

事前に手刈りしていたヒマワリの花 この状態では黄色味が残っていてまだ水分が多いと推定されます
HC405は数多くの作物に対応するコンバインです。オプション部品の交換で大豆だけでなく、ソバ、麦、小豆、金ゴマ、エゴマなど様々な作物に対応します。
また、グレンタンク仕様はコンプレッサーで気流を発生させ、穀粒を風圧で送り出すエアーグレンを搭載しています。穀粒の傷付けをおさえ、汚粒の原因となるホコリ等も吹き飛ばすため、きれいな仕上がりで作物を排出できます。
転作等で多種類の作物を栽培・収穫する際に、強い味方となるコンバイン・HC405です。

※HC405はヒマワリ収穫に特化した専用機ではないため、作物条件・圃場条件によっては、ご紹介した結果を再現しない場合があります。参考事例として捉えていただきますよう、お願い申しあげます。