実証

2022.03.19更新者:ISEKI

教えて!! ハウスファーモの活用方法 ~茨城県いちご農家さん編~

教えて!! ハウスファーモの活用方法 ~茨城県いちご農家さん編~

スマホでハウス内の環境が確認できるハウス環境モニタリングシステム『ハウスファーモ』。今回は茨城県のいちご農家さんにその活用方法をお聞きしました♪

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概要

テーマ登録日2021.11.01

教えて!! ハウスファーモの活用方法 ~茨城県いちご農家さん編~

こんにちは、夢総研です!

皆さんは『ハウスファーモ』ってご存知ですか??

ハウスファーモは、スマホやPCでリアルタイムにハウス内の環境が確認できる、ハウス環境モニタリングシステムです。

1台で栽培に必要な様々なデータを取得でき、太陽光発電で稼働するので電源も不要という優れもの!!

もっと多くの農家さんに使っていただき、この良さを体感してほしい・・・と思っていたところ、

茨城県でいちご栽培歴2年目のWさんご夫婦がハウスのモニタリング機器を探されているというお話が・・・!

さっそくハウスファーモを担いでご訪問し、いちごハウスで今シーズン活用してみてもらうことになりました♪

いちご農家さんはハウスファーモのデータをどのように活用されるのでしょうか?

栽培時期ごとの活用方法をお聞きし、こちらでご紹介していきたいと思います~!!

記事を読んで少しでもハウスファーモにご興味をもっていただけた方、お問い合わせ欄からお気軽にご質問・コメントお願いします♪♪


レポート1

最終更新日2021.11.01

ハウスファーモでできること

ハウスファーモは、気温や湿度、CO₂濃度等、ハウス管理に必要なセンサーを1台に装備したオールインワンの環境センサーです。

製品にはA~Gのタイプがあり、作物に合わせて装備するセンサーを選ぶことができます。

いちご栽培に適したタイプは、成長点の温度センサーがいちごのクラウンの高さに装備されているGEタイプとEタイプ。

今回Wさんご夫婦には、8つの要素が測定できるEタイプを使用してもらいます!

 

*ちなみに、ハウスファーモを育苗で活用してみた事例もご紹介しています!気になる方はこちらをチェック


レポート2

最終更新日2021.11.05

お客様ハウスの栽培条件のご紹介

今回は、茨城県でいちご農家をされているWさんご夫婦にお話を伺っていきます!

●お客様:Wさん(30代ご夫婦)

●栽培場所:茨城県

●栽培作物:いちご(2年目、土耕栽培)

●導入機器:ハウスファーモ(Eタイプ)、2021年11月に導入

 

昨年度(いちご1作目)はセンサー類を使用していなかったが、栽培環境をモニタリングしてみたいと思い、色々なモニタリング機器を調べられていたというWさんご夫婦。

はじめに、ハウスの栽培条件等を教えてもらいました。

―どのくらいの面積で作付けされていますか?

ハウス5棟あわせて16aくらいです。南側ハウス3棟で茨城県限定品種の「いばらキッス」を、北側ハウス2棟で「やよいひめ」を作付けしています。

―定植時期はいつ頃でしたか?

9/20前後に定植しました。

―ハウスの温度管理やかん水管理はどうされていますか?

温度管理に関しては、コストの関係で加温機がないため、12月以降は内張りをして調整しています。一番冷え込む時期は、夜間も(CO₂施用用の)プロパンガス燃焼を行って、温度の低下を防いでいます。

かん水管理に関しては、かん水チューブを使用してドリップかん水を行っています。南側ハウスと北側ハウスで2系統に分けてかん水時間とかん水量を設定しています。

―CO₂施用や日長管理は行っていますか?

プロパンガス燃焼によって、ハウス全体にCO₂施用を行っています。施用効率は悪いですが、コストの関係上仕方がない・・・

日長管理に関しては、2品種とも日長の影響が小さい品種だということで、夜間電照は行っていません。

なるほど・・・詳しく教えていただきありがとうございます!夢総研のハウスでもいちごの栽培を行っているので、非常に参考になります。

 


レポート3

最終更新日2021.11.05

いざ設置! あまりにも簡単でびっくり⁉⁉

いよいよハウスファーモをハウスに設置していきたいと思います!

モニタリング機器をハウスに設置するとなると配線工事等が必要になりそうで身構えますが、ハウスファーモは太陽光で発電し、内蔵されたバッテリーで稼働するのでハウス内に電源不要!

しかも軽量コンパクトで持ち運びも楽々!!工事を行わずに簡単に設置することができます。

ー今日設置後すぐからご自身のスマホでハウスのデータを確認していただくことができますよ。

研修先の農家で使用していたセンサー類は配線も複雑で大掛かりなものだったので、簡単に設置できてサイズもコンパクトなのは嬉しいです。

 

ハウスファーモの設置~データの確認は以下の手順で行いました。

①通信機の設置

通信機はハウスから2㎞圏内の場所で電源に接続する必要があります。今回はハウス敷地内の出荷作業小屋でコンセントに接続してもらいました。

②本体の設置

日当たりの違い等を見るため、南側ハウス群と北側ハウス群に1台ずつ設置を希望されているということで、それぞれのハウスの測定したい場所(今回はハウス中央)に本体を固定し、地中湿度センサーと地中温度センサーを畝内に挿しこんでもらいました。

ー設置してみてどうですか?(設置の簡単さを体感してもらえたかな??わくわくドキドキ)

説明通り、非常に簡単ですね!!本体が頭でっかちなので、設置後ぐらぐらしないか心配でしたが、付属のペグで固定するとしっかり安定していい感じです。

本体がコンパクトなので、畝上に設置しても作業の邪魔にならなさそう!

あっ、デザインが白で統一されていて可愛らしいのもいいですね♪

予想以上に高評価をいただけて嬉しい限りです。デザインの可愛さにも気づいてもらえるなんて・・・!!

 

③アプリのダウンロード

設置後、farmoのアプリに製品IDを登録してもらうと・・・

お、データ見れました!やっぱり南北のハウス間で日照や気温が違う~!!

気にされていたハウス間の環境差をしっかり確認していただくことができました。

 

これらの測定データをこれからどう活用していただけるか楽しみです!


レポート4

最終更新日2021.12.14

設置後1か月・・・CO₂施用とかん水管理で活躍中!!

ハウスファーモを設置後1か月が経過した12月中旬ににハウスを訪問させていただきました。

ハウス内ではいちごの赤い実がちらほら・・・!

ーいちごなりだしていますね!いつ頃から収穫始められましたか?

12月の2週目くらいから収穫を開始して、今週は2日に1回のペースで収穫を行っています。来週以降は毎日収穫作業が入ってくるかな~

品種間で差があって、「いばらキッス」では頂果房の収穫がぼちぼち進んでいるけど、なりはじめが遅い「やよいひめ」では今週ちょうど収穫が始まったとこですね。

ーこれからどんどん忙しくなられますね・・・!ハウスファーモのデータはうまく見れていますか?

はい、通信状況も良好で問題なく確認できています。

ーそれは良かったです!ずばり、使用してみて1か月の率直な感想を教えてください!

ファーモのモニタリングデータを活用して、昨年1作目の栽培管理を見直してみています。

もう、ファーモなしには考えられないくらいファーモのデータは重要!!

ー心強いお言葉ありがとうございます。具体的にはどのように栽培管理に活かされていますか?

まずは主にCO₂施用とかん水管理の2点で活用してみています。

CO₂施用に関しては、昨年は「光合成開始に備えて、日昇直前にまとまって施用すること」という指導に従って施用していました。

ところが、ファーモで実際の値を見てみると、その時間帯は1,000ppm近くあることが多く、CO₂施用するのはもったいないんじゃないかと。

反対に日中のほうが光合成が盛んになると400ppm切ってしまうことがあって・・・

現在はお試しで、ファーモのデータ見つつ、日中CO₂濃度が下がってきたタイミングで短時間の施用を何回か行ってみています。

あとは、飽差の値を見ながらかん水のタイミングを調整してみています。

これまでは飽差をあまり気にしていなかったんですけど、ファーモを設置してからは注目するようになりました。

現在は、飽差が光合成に適した値にある間に、できる限り他の光合成要素も最適な状態になるよう、CO₂施用やかん水を行っています。

やっぱり、午前中のほうが飽差が低く保たれるので、その間にしっかりかん水して光合成がうまく行われたらいいな~と。

詳しく教えていただきありがとうございます!短期間でハウスファーモをしっかり活用していただいていて、私も非常に勉強になりました。

 

次回はいちご栽培厳寒期の活用方法をご紹介いただく予定です!引き続きよろしくお願いいたします!!


レポート5

最終更新日2022.02.07

ハウスファーモのおかげで厳寒期の対策もばっちり!!

関東では新年早々大雪が降り、最低気温が-5℃近くになるような厳しい寒さの日が続きました。

そんな寒さの中でも、昨年末より収穫が本格的に始まったいちごハウスは大忙!!

2月に入ってようやく、Wさんご夫婦より「1番果房の収穫が大方終わって、2番果房の収穫が始まるまで少し落ち着いた状態になりました~」との連絡が…!!

この隙にさっそくハウスに伺い、1~2月のいちご栽培厳寒期の管理についてお話を伺いました。

 

―年明けから厳しい寒さが続いていますね。夢総研のハウスでは加温していないと夜間-5℃くらいまで気温が下がってしまう日が多々ありますが、Wさんのところのいちごハウスではどうですか?

今年の1~2月は例年より冷え込みが厳しいですね。内張りも閉めて二重カーテンにしていても、夜間0℃近くまでハウス内気温が下がってしまう日が多発しています。

加温機がなく、夜間も(CO₂施用用の)プロパンガス燃焼を行っても得られる温度上昇効果には限度があるので、思い切って温度管理方法を昨年度と大きく変更してみています!!

―やはりこの冷え込みの影響は大きいですよね。加温機がない中で、温度管理方法をどのように変更されたのですか?

夜間の温度はこれ以上上げられないので、積算温度を確保する方向で温度管理を行っています。

1月の一番冷え込んだ時期には、午後14:30くらいからハウスを閉め切ってしまって、昼間の温度がなるべく長く保温されるように工夫していました。

日中のハウス内温度が高くなると株が大きくなりすぎて実のなりが悪くなるのが怖いけど、寒さのせいで完全に休眠してしまったらどうしようもないので!!

―なるほど、積算温度確保作戦ですか!勉強になります。

昨年度から最低最高温度計は一応ハウス内に設置して毎日確認していましたが、ハウスファーモを使用していなかったらここまで夜間温度が下がった状態になっていることに気が付けなかった!

グラフから夜間温度の低下状況がすぐにわかって、早急に対策を立てることができて本当に良かったです。

―ハウスファーモをしっかり活用していただけていて嬉しいです!!

 

次回はいちごの絶頂期4月の活用方法を、収穫大忙しの合間を縫ってご紹介いただく予定です!乞うご期待♪♪