実証

2022.05.21更新者:ヰセキ関西中部

【愛知】ジャンボタニシ対策×スクミッチ

【愛知】ジャンボタニシ対策×スクミッチ

ジャンボタニシ捕獲器でタニシを駆除!

手作りの捕獲器とも比較していきます。

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概要

テーマ登録日2022.05.07

ジャンボタニシ対策 第2弾!

これまで浅水管理を中心に行ってきたジャンボタニシ対策ですが、

今回からは「捕獲」に重点を置いて検証していきたいと思います!

ジャンボタニシトラップ スクミッチ を導入し、その効果・使用感等をお伝えしていきます。

 

  • 使用機器    スクミッチ(捕獲器)、スクミッチフード(誘引剤)
  • 製造元     大栄工業株式会社

詳しくはコチラ【公式サイト】 A-DEFENCE (stores.jp)

  • 圃場      愛知県安城市 3反
  • 期間      4月28日(田植)から5月14日

 


レポート1

最終更新日2022.05.10

ジャンボタニシトラップ スクミッチ

浅水管理では食害を抑えるだけで、タニシの量が減るわけではありません。

また、石灰窒素などの駆除を行っても、用水路からまた入ってきてしまう…。

前回のジャンボタニシの実証で、タニシは様々な対策を講じなければ数を減らすことができないと知った私。

捕獲は最終手段とも言えますが、それでも何とかして食害を抑えたい!

 

そこで… ジャンボタニシトラップ スクミッチという捕獲器で、タニシを一網打尽にしたいと思います。

■ジャンボタニシトラップスクミッチ(大栄工業株式会社)

■ジャンボタニシトラップ スクミッチ  W500㎜×D250㎜×H100㎜ (大栄工業株式会社)

ぱっと見ると、アタッシュケースみたいですね。

ふたを開けると…?

■スクミッチ内部

両サイドが侵入口になっています。入口にはプラスチックの薄いカバーが、内側のみに開くようについているため、中からは出れません。

さらに、入口の下にはタニシが忌避すると言われる銅テープが仕込んであるため、側面をつたって出ることもできません。

 

真ん中の白いカゴは誘引餌の入れ物になっています。

 

 

■スクミッチフード  重量30g 1週間程度で交換 (大栄工業株式会社)

このスクミッチフードは水溶性で、環境に配慮して作られているそうです。

原材料の表記をみると、米ぬかを主とした原料の中に、米麴小麦胚芽が添付されています。

なかには、ガーリックビール酵母など、なんだかおいしそうなものも入っている様です。

 

そして、今回はスクミッチの効果を検証するために、こんなものを作ってみました!

■手作りのジャンボタニシ捕獲器 ペットボトルと米ぬか ¥0

2ℓペットボトルを切って組み合わせたものです。誘引餌として、米ぬか 30gを入れてあります。

米ぬかは、ヰセキのコイン精米機より無料で持ち出せるものを利用しました。

餌の匂いが水中に拡散するように、ペットボトルに穴を開けてあります。

■左:スクミッチ 右:ペットボトル製トラップ

次回より、圃場にスクミッチ3つペットボトル製3つを設置、比較して検証していきます。

設置の仕方などもご紹介していきたいと思います!

 


レポート2

最終更新日2022.05.10

スクミッチの設置方法

スクミッチを設置するのは、田植え後の水が入ってすぐの段階が推奨されています。

というのも、タニシは柔らかい葉を好んで食べるため、移植した瞬間からタニシとの闘いは始まっているのです…!

■田植え直後の圃場

早速、スクミッチとペットボトル製トラップを設置してまいりました。

 

■ペットボトル製トラップの設置

■スクミッチの設置

 

ピンク:スクミッチ

水色 :ペットボトル製トラップ

●水口・畦際・水尻にそれぞれ1つずつ、合計6個設置。

●スクミッチにはオリジナルブレンドのスクミッチフード

●ペットボトルは米ぬかのみ

 

設置の期間は2~3週間が目安とのこと。

また、スクミッチは1反につき3つの設置が推奨されています。

 

設置時の水深は、誘引餌が水に十分浸る程度。

浅水管理をする場合は、スクミッチを土へ押し付けて、深めに設置するとよいです!

誘引餌は1週間程度で交換が理想です。

 

はたして、どのくらいタニシが獲れるのでしょうか…!!

とても楽しみです♪

 


レポート3

最終更新日2022.05.21

ジャンボタニシ、どれだけ獲れた?

トラップの設置から約2週間がたちました。

設置の間は、3日おきに中身を確認&回収し、餌の交換は1回行いました。

 

さて!!いよいよ結果発表~!!

■トラップの設置場所

■場所、トラップ別のタニシ累積捕獲数(2022年4月28日~5月14日 計17日間)

捕獲は水口側に集中しました。水口側でスクミッチとペットボトルを比べると、スクミッチは27匹、ペットボトルは5匹と、

断然スクミッチの方が獲れています。

畦際でも同じような結果が見られました。

 

スクミッチで捕獲が多かった理由としては、スクミッチとペットボトルの侵入口の違いが挙げられます。

ペットボトル   侵入口:1つ 口の大きさ:内径2cm

スクミッチ    侵入口:2つ 口の大きさ:幅13.5cm 高さ4.5cm

ジャンボタニシは最大殻高8cmにもなる生き物ですので、ペットボトルの口では、かなりふるいにかけられてしまう可能性があります。

 

また、スクミッチに入れたスクミッチフードは、米ぬかに様々な添加物を加えている為、誘引効果が高かったと考えられます。

■スクミッチの入口

■捕獲時の様子(撮影:5月14日 水口側)

今回、全体的にタニシの捕獲数が少なかったことについては、圃場にタニシの生息数がそもそも少なく、この捕獲数となったと言えます。

タニシがよく出るといわれるエリアだったのですが、圃場自体、前年に作付けをしていなかったことなどが、タニシが少なかった要因として考えられます。

 

私が手作りしたペットボトルトラップにぜんぜん入らなかったのは何ともくやしいですが…

スクミッチはタニシの密度が低い場所でも、しっかり捕獲できることがわかりました!

 

密度の高いところへスクミッチを置いたら、きっと箱いっぱいのタニシが取れるでしょうね。

また機会があれば、高密度タニシエリアでの捕獲も挑戦してみたいです!

 

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