実証

2024.01.10更新者:ISEKI

アイガモロボ購入者アンケート調査結果

アイガモロボ購入者アンケート調査結果

2023年度のアイガモロボの結果について全国でアンケート調査を行いましたのでご紹介します。(有効な回答のみ掲載しております)

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概要

テーマ登録日2024.01.10

全国各地のアイガモロボの成績をご紹介します

アイガモロボをご購入頂いた皆様からのアンケート結果(アイガモロボ稼働圃場の除草回数と収量)を一覧表にまとめました。

(有効な回答のみ掲載しております)


レポート1

最終更新日2024.01.10

結果一覧

※「アイガモロボ抑草効果」欄の記号の意味:「〇」は効果有、「△」は除草回数減の効果は不明だが感覚的に草が減っている、「×」は圃場条件による稼働不良などで抑草効果がみられなかった、「―」は不明及び評価不能

 


レポート2

最終更新日2024.01.10

抑草効果について

多数の農家様にアイガモロボの抑草効果を実感していただくことができました。

一方で、皆さん初めての機械なのでアイガモロボに合わせた圃場条件を作り込むのに苦労されていたようです。均平が取れなかったり水位を保てなかったりしたところでアイガモロボがうまく稼働せず抑草効果が得られなかったケースも出てしまいました。

また、今回分かってきたこともあります。

アイガモロボは完璧に草を抑えられる機械ではないので、草をはやさないためには除草作業が必要になるのが一般的です。場合によっては、アイガモロボ投入期間中に一時的にロボを引き上げて除草することが必要なケースがあることも分かりました。

除草作業は草が小さいうちに作業を行わなければ、十分に除草しきれません。アイガモロボ使用期間中に草が目立ち始めても除草を行わず、引き上げまで除草作業を待ったために草が大きくなって除草が手遅れになり、栽培後半草だらけになる事例もあるようです。ロボで草の発生のタイミングを遅らせられていても、最終的に雑草が増えてしまっては意味がなくなってしまいますので注意したいポイントです。

また、球根性雑草への効果が弱い傾向もみられました。高温期を好む後発雑草にも効果がないので、圃場にもともと多い雑草の種類によって効果に差が出ることも傾向としてみてとれます。

来作は今年度の経験を活かし、アイガモロボを上手く使いこなしていただけるよう私たちISEKIからも情報発信していきたいと思います。


レポート3

最終更新日2024.01.10

収量について

アイガモロボは有機栽培、自然栽培など様々な栽培体系で使用されているようです。慣行栽培されている方からみれば収量が少ない事例もありますが、アイガモロボの使用により特に減収した事例はほとんどない結果でした。

2023年特有の傾向としては、全国的な異常気象により例年に比べ、収量が少なくなってしまったところも多いようです。