【1分で分かる】J-クレジット「申請が大変そう」の正体。これでチャレンジも怖くない!

J-クレジットは「申請が大変そう」と思われがちですが、実際に生産者が行う作業は限られています。重要なのは、事前の段取りと記録の考え方。本記事では、現場でつまずきやすいポイントを1分で整理します。

生産者の方が取り組むこと

ISEKIでJ-クレジットに取り組まれる方は、煩雑な申請手続きを生産者自身で行う必要がありません。皆さまが行う作業は大きく2つ。①申請に必要なデータの入力と②中干しの実施です。

①申請に必要なデータの入力

申請に必要なデータには、事前に用意するものと栽培期間中に取得するものの2種類があります。

事前に用意するもの

  • 直近2作分の中干し記録
  • 圃場住所・面積が確認できる書類(営農計画書、細目書など)

栽培期間中に取得するもの

  • 日減水深の測定記録
  • 中干し期間の記録(日付と開始・終了時の写真)
  • 作付栽培記録(田植え日や出穂日など)

申請に必要なデータの記録方法など、実例はコチラ

②中干しの実施

中干しは、水田から一時的に落水し、土壌表面を乾かす管理工程です。
J-クレジットの取り組みでは、通常よりも中干し期間を7日間以上延長することが要件となるため、以下の点を意識して実施してください。

  • 開始時期:分げつ期後半を目安に、地域・作期に応じて開始
  • 管理のポイント
    • 完全乾燥や過度なストレスを避け、生育状況を確認しながら管理
    • 降雨があった場合も、中干し期間としてカウントされます
  • 終了時:中干し終了後は速やかに再入水し、その後は通常の水管理へ移行

収入獲得までの流れ

J-クレジットによる売買益を獲得するには、年間を通じて段階的に進みます。
まず4月末までに、過去の中干し実施記録を確認し、申込みを行います。
その後、栽培期間中は、通常の栽培を行いながら、申請に必要なデータの取得・入力を進めます。提出の締切は10月上旬が目安となっており、すべてWEB上で入力が完結するようになっています。
データが確認され、クレジット化が完了すると、取り組み翌年2月に売買益の半額が支払われ、クレジットの最終精算を経て、翌々年2月に残りの売買益が支払われる流れです。

執筆者

井関農機(株)

井関農機(株)

農業機械の開発、製造、販売を行う農業機械総合専業メーカー。1926年創立以来、農業の機械化・近代化に貢献。魅力ある「農業=儲かる農業」の実現に向け「ハード(農業機械)」と「ソフト(営農技術)」の両面からお客さまの営農スタイルに合ったベストソリューションの提供に取り組んでいる。

執筆者

井関農機(株)

井関農機(株)

農業機械の開発、製造、販売を行う農業機械総合専業メーカー。1926年創立以来、農業の機械化・近代化に貢献。魅力ある「農業=儲かる農業」の実現に向け「ハード(農業機械)」と「ソフト(営農技術)」の両面からお客さまの営農スタイルに合ったベストソリューションの提供に取り組んでいる。