微生物資材「納豆菌の力」 ダイジェスト

微生物資材「納豆菌の力」を使用することで、微生物の力が土壌や作物に広がり、生育が健全になります。これまでの事例をダイジェストでまとめました。

微生物資材「納豆菌の力」を使用することで、微生物の力が土壌や作物に広がり、生育が健全になります。これまでの事例をダイジェストでまとめました。
※納豆菌の力(APコーポレーション社)とは、土壌微生物のバランスを短期間で整え、作物を育てやすい土へと改善する、微生物土壌活性材です。

長ねぎ 収量UP!

千葉県山武市で長ねぎ栽培を行っている平山農園さんを訪ね、納豆菌の力の使用方法を伺いました。
8月に、緑肥大麦を粉砕後「納豆菌の力」200倍希釈液を100L/10a散布し圃場にすき込み。11月上旬に、ねぎを定植。収穫までの間にも一度、「納豆菌の力」200倍希釈液を100L/10a散布しました。

ほ場の様子

収量は5.5t/10aとなりました。前年作は4t/10aだったので約1.4倍の収量増となりました。また、病害被害を受けた株か少なくなっており製品率UPにつながったそうです!「納豆菌の力」は多くの農薬と混用可能で、防除作業のついでに施用でき労力がかからず良かったとのことでした!

「納豆菌の力」効果アリ!長ねぎ編

かんしょ 収量UP!

茨城県境町でかんしょ栽培を営む木村さんを訪ねました。4年ほど前に、たばこ栽培から転換してかんしょ栽培を始めたとのことでした。かんしょ栽培をはじめてからまもなく「納豆菌の力」と出会い一部の圃場で納豆菌の力を使いはじめました。
木村さん「納豆菌の力を使うことで生育が良くなる。具体的にはいもの形やサイズが向上している。納豆菌の力をかけるのとかけないのでは、全然生育が違ってくる。根はりも向上しているのでは?」

右:木村さん

圃場からサンプリングさせてもらい収量を計測してみました。収量は3.2t/10aでした。木村さんによると、例年2.5t/10aが収穫量として基準になってくるので、納豆菌の力により収量が向上している!と実感しているそうです。
また、木村さんは自家製の堆肥を圃場に施用しており、土づくりを重要視していました。納豆菌の力は微生物を含んでいます。そのため、有機物施用を行い微生物の活性が良くなるような土づくりを行うことで、納豆菌の力の効果がよく現れていると考えられます。

「納豆菌の力」効果アリ!かんしょ編

収穫後の圃場に散布 水稲収量UP!

納豆と言えばわらからできる→つまり納豆菌はわらに住み着き分解が可能ではないか??ということで、
収穫後の圃場に「納豆菌の力」を散布し、翌年水稲を栽培、収量への効果を検証しました。水稲収穫後の圃場の半分に4000倍希釈で200L/10aを乗用管理機で散布しました。

翌年水稲を栽培した結果、無処理(507㎏/10a)に比べ、納豆菌の力を使った区では、1俵以上増収する結果に(582㎏/10a)!!収量構成要素を見ると、穂数、1穂籾数が増加したことで、全籾重量が増えていました。

「納豆菌の力」収穫直後にまいてみた


水稲密播 収量UP!

ヰセキ実証圃場(茨城県つくばみらい市)で水稲密播苗に納豆菌の力を施用し、栽培をおこないました。
途中生育の段階では納豆菌の力を施用した苗で初期分げつが旺盛になっていました。特に寒冷地など、移植後の環境が厳しく密播苗の活着が懸念される地域で初期成育を助ける効果が期待されます。

無処理区と試験区で幼穂形成期までの分げつ増加本数を比較したグラフ
分げつ増加本数/株

9月上旬に収穫作業を行い収量調査を実施しました。納豆菌処理区では、無処理区よりも精玄米収量が反あたり23㎏(4.4%)アップしていました!その要因を見てみると・・・㎡あたりの穂数に大きな違いが!無処理区では392.2本なのに対し、納豆菌処理区では399.2本と7本も多くなっていました。
「納豆菌の力」を苗に処理したことによって、活着がスムーズに進んで初期の分げつ増加が盛んになり、この結果穂数も多くなって収量も増加したと考えられます!

試験ほ場を収穫しているISEKIコンバインの画像
全籾数
(粒/㎡)
穂数
(本/㎡)
1穂籾数
(粒/穂)
千粒重
(g/1000粒)
籾収量
(kg/10a)
粗玄米収量
(kg/10a)
精玄米収量
(kg/10a)
無処理区35602.7392.290.921.2751.2589.6524.2
納豆菌の力36199.7399.290.821.3773.2611.3547.2

「納豆菌の力」を水稲密播で使ってみた

たまねぎ 収量UP!

神奈川県開成町の協力農家さま圃場でたまねぎに納豆菌の力を施用し、生育を調査しました。

たまねぎ移植機(PVHR)にはかん水装置がついており、植付けと同時に水が株元に散布されます。かん水装置の水タンクに納豆菌の力を混ぜ、苗の植付け時に散布を行いました。

ISEKIのたまねぎ移植機のかん水装置に納豆菌の力を入れて、苗の植え付けと同時に納豆菌の力を試験圃場に散布

収量は納豆菌の力区で約6.2tとなり無処理区に比べて増収となりました。(17%増)収量増の要因を調査したところ、重量、横径ともに無処理区に比べて納豆菌区で大きい値となりました。それに伴い、納豆菌区で2L玉、L玉の個数も増加するという結果になりました。納豆菌の力を使うことでたまねぎのサイズアップにつながりました!

「納豆菌の力」をたまねぎに使ってみた!

10a重量(kg)収量比(%)
無処理5359100
納豆菌6281.3117.2

大根 生育が健全に

ヰセキ実証圃場(茨城県つくばみらい市)で大根に納豆菌の力を施用し、生育を調査しました。納豆菌の力は栽培中に防除作業と同時に施用しました。
無処理区のサンプリング株を選んでいると軟腐病が散見されました。事前に発生しているのは分かっていたので、発病株を抜いたり、防除回数を増やしたりして対処していたのですが、残念ながら広がってしまいました。前の週に雨が続いていたのが、原因かもしれません。
次に「納豆菌の力」施用区のサンプルを選んだ時には、軟腐病を見かけませんでした。各区、植わっている状態で連続20株の株元を目視確認し、発病率を調査しました。なんと、無処理区では15%発病していたのに対し、「納豆菌の力」施用区では発病株はありませんでした。

納豆菌の力を施用していない試験区で軟腐病が発病した株
納豆菌の力を施用していない試験区の株の画像。軟弱病の被害株が散見される
無処理区
納豆菌の力を施用した試験区の軟腐病が発病せずに順調に生育した大根
納豆菌の力を施用した試験区の株の画像。軟弱病の影響は見られない
納豆菌の力施用区

「納豆菌の力」を大根にも使ってみた!

ジャガイモ 生育が健全に

ヰセキ実証圃場(茨城県つくばみらい市)でジャガイモに納豆菌の力を施用し、生育を調査しました。種いもを植え付け前に納豆菌の力希釈液にドブづけして、植付作業を行いました。実証圃場はジャガイモ連作圃場で、ジャガイモそうか病の発病が懸念されました。

種芋を希釈した納豆菌の力に浸漬処理しているところ
種いもを納豆菌の力希釈液にドブづけ

各区、収穫したイモ10kg分、2セットサンプリングし、病斑のあるイモを数え発病率を調査しました。無処理区の発生が多く、発病率が20.2%でした。それに対し、納豆菌の力処理区は、浸漬処理区が「1.3%」、移植機灌水処理区が「2.8%」と納豆菌の力を処理した試験区は大幅にそうか病の発生率が低い結果が得られました。
納豆菌の力を施用することにより、ジャガイモの周囲の土壌微生物の生態系が改善され、その結果、そうか病の発生が抑制されたのかもしれません。

試験区のそうか病の発病率を比較したグラフ。納豆菌の力を使用した浸漬処理区と移植機潅水処理区の発病率が大幅に低い
納豆菌の力処理によるそうか病の発病率

「納豆菌の力」をジャガイモに使ってみた!

執筆者

(株)エーピーコーポレーション

(株)エーピーコーポレーション

株式会社エーピーコーポレーションでは「ポンと使ってパッと効果が出る」。そのような想いから「ponpa」という農業向けのブランドを立ち上げました。

美味しい作物は健康な土壌が生み出します。健康な土壌に住む微生物が有機物を分解し作物に必要な栄養分を作り出すためです。作物を育てることは、土を育てること。つまり「育土」。育土こそが、ponpaの根本的な理念です。

作物を口にする人々のためにも、私たちは安全でおいしい作物を作る努力を続けなければなりません。「納豆菌の力」を通して、私たちは豊かな土を作る手助けをしていきたいと思います。

執筆者

(株)エーピーコーポレーション

(株)エーピーコーポレーション

株式会社エーピーコーポレーションでは「ポンと使ってパッと効果が出る」。そのような想いから「ponpa」という農業向けのブランドを立ち上げました。 美味しい作物は健康な土壌が生み出します。健康な土壌に住む微生物が有機物を分解し作物に必要な栄養分を作り出すためです。作物を育てることは、土を育てること。つまり「育土」。育土こそが、ponpaの根本的な理念です。 作物を口にする人々のためにも、私たちは安全でおいしい作物を作る努力を続けなければなりません。「納豆菌の力」を通して、私たちは豊かな土を作る手助けをしていきたいと思います。