納豆菌の力を乾田直播・大豆に使ってみた
今回は水稲直播栽培・大豆栽培で実際「納豆菌の力」を施用している、茨城県稲敷市の生産者さまに施用方法を伺いました。
- 納豆菌
- 乾田直播
- 大豆
(株)エーピーコーポレーション

茨城県つくばみらい市の圃場で、初冬直播栽培しているイネ(コシヒカリ)は4月中旬に無事出芽しました。
乾田直播は出芽まで大変やきもきしますが、これで第一関門クリアです。
この後は気温が上がってくるため、イネの生育を邪魔する雑草の生育を抑え込む事が大事になってきます。
乾田直播はイネの生育初期に水張をしないため、移植栽培と異なり雑草がかなり生えやすいです。そのため、除草剤をしっかりと使う事が大前提となります。
今回の試験圃場では次の除草剤散布を行いました。
①イネ出芽前にタッチダウンIQ(グリホサート系の非選択性茎葉処理剤)で生えている草を全てリセット
②イネ出芽2週間後にノミニー液剤(コストパフォーマンスが良い選択性茎葉処理剤)で生えてきた雑草を退治
本来は、①のタイミングでマーシェット乳剤等の土壌処理剤を同時散布して、これから生えようとする草を抑える対策が理想でしたが、散布時期に雨が降り薬害発生のリスクがあったため、茎葉処理剤で都度雑草対策をする方法にしました。


上の画像はいずれも4月下旬の様子です。 イネは枯れずに残って、雑草はしっかり枯れています。
出芽して1ヶ月。5月下旬になり入水の時期を迎えました。一部出芽せずに欠株となっていますが、圃場の大部分でイネは順調に大きくなり、移植栽培に見劣りしない生育となりました。



この圃場は6月に別の栽培試験を行うため、初冬直播イネの栽培は5月下旬までとなりましたが、初めて初冬直播を行っても十分栽培に自信を持てる結果となりました。
初冬直播は雪が積もる東北や新潟などで、積雪前の初冬に播種することで取り組む生産者が増えていますが、今回の茨城のように雪があまり降らない地域で真冬の2月初めに播種をしても良い結果が出せました。
初冬直播の技術は雪が降らずに播種時期に制約がない地域では「早春直播」として導入でき、今後の展開が期待されます。
秋から播種をはじめて春作業を大幅に低減できる「初冬直播」。水稲大規模経営におすすめの乾田直播技術です。



